国際物流総合展における反射材製品の製造・販売企業
(第12回 国際物流総合展2016)
9月16日金曜日、東京ビッグサイトで催されていた国際物流総合展に行って参りました。毎年13万人もの人々が訪れ、日本全国、そして世界各国からも、合計400社を超える企業が参加出展し、ビッグサイトの東1から東6ホールを占有する、大変大きな規模の展示会です。参加企業のほとんどはロジスティックス関連ですが、そこに携わる人々をサポートするためのグッズを販売する会社も数多く出展しています。
反射材を活用している企業
1)人が身につけるセーフティーグッズ製造企業 その1
反射材素材が活用されている分野の企業として、まず初めに現場で作業する人々の安全を図るためのセーフティーグッズを製造・販売する会社が挙げられます。製造・販売しているアイテムは、反射材の取付けられたヘルメット、反射布をあしらった作業用グローブ、数々の高視認性作業服、反射材安全ベスト、反射材付き作業靴、反射材を使用した安全ロープなど多岐に渡ります。
2)現場で活躍するセーフティーグッズ製造企業
ロジスティックスの世界では、多くの大中小型車両やフォークリフトなどの作業用車両が現場を行き交い、その作業には時として大変な危険が伴います。そうしたリスクを軽減し、作業を進める全ての人々の安全確保のため、現場では様々な工夫がなされています。多彩なカラーのトラフィックコーンや、作業現場の壁やコーナーに貼られている縞模様の目立つ緩衝材もその例で、こんなところにも反射材の再帰性反射の特性が活かされています。朝夕や夜間はもちろん、日中でも視認性が高まるように、蛍光色を強くして工夫している製品を製造している企業もあり注目を浴びていました。
3)人が身につけるセーフティーグッズ製造企業 その2
ユニフォームや作業着を専門に手掛ける企業も数社出展していました。最近は一般的なチームユニフォームなどにも、ワンポイントやライン状に反射布が取り付けられるケースも増えているようで、スタイルの良い魅力的な製品が多数展示されていました。また、作業着の分野では、2015年10月に高視認性安全服JIST8127が制定された事による新たな需要から、新製品が多数開発されているのが現状です。
高視認性安全服とは
ここでちょっと、国際物流総合展からは話がそれますが、先ほどユニフォーム関連企業の項目で出た高視認性安全服についてお話ししておきましょう。
高視認性安全服に関する規格は、ヨーロッパで1994年にEN471規格が制定され、その後アメリカ合衆国において1999年にANSI107規格が制定されました。その流れを受けて、2013年に国際規格であるISO20471が制定され、その後の我が国でのJIST8127制定に繋がって行きました。高視認性安全服は高速道路や一般的な作業現場のみならず、今では国際物流の現場でも欠かすことのできない安全のための必須アイテムとなって注目を浴びています。
以上、今回は国際物流総合展における反射材関連製品の製造並びに販売を行う企業とその現状について簡単にまとめました。
私共 DM道明光学株式会社は、自社工場で開発・生産された反射材素材を、日本の物流関連の分野でもご活用頂けるよう、更なる研究開発を続けて参ります。